真珠腫ブログ

真珠腫性中耳炎とその他の病気・健康に関するブログです。

“表情”による表面には出ない「障害者差別」

今はあからさまな差別をすると、した方へのバッシングがあるからなかなか表ざたになるような事は少ないです。
が、実態はわかりにくく事が行われているだけですよね。
私も歳をとってあちこちに、障害者とまではいかないまでもその一歩手前の病気を複数持っているものだから、特に近年は感じるものがあります。

言葉や行動、例えば暴力などは、いざとなった場合には証拠になってしまいますから、誰も大っぴらにはやりません。
そこでよくあるのが、“表情”で自分の感情を表してあえてわかるように相手に伝えるという方法です。
“困った表情”や“小バカにした表情”をあえて表して、相手にわかるように見せる。言葉や行動には出してはいないから差別やハラスメントにはならないだろ、というものですね。

私の職場にも昨年度まで聴力に障害を持っている方が勤めていて、その方もあからさまな差別は受けなかったものの、「コミュニケーションがとりづらい」などという、勤める前からわかり切っている、聴力に障害を持つ人なら当たり前の事例を持ち出されて、結局辞めました。
障害者の雇用義務がある、ある程度規模の世間的には障害者に対してもそこそこ理解があると思われている事業所でも実態はこの程度です。
もう最近は暗澹たる気分になることばかりです。