パニック症候群らしき症状に、いままで何度かなりそうになったことがある。
幸いいつも深入り手前で引き返すことができているようで、まだ深刻な状態にはなったことがない。
数日前にトイレに入っていてなりかけた。
耳の調子が悪く、音がなく静かで、且つ一人で深く考えてしまう状況だと陥りやすいようだ。
自分の五感が思うようにならない、というのは本人にとっては非常に重大なことで、特につい昨日まで聞こえていたはずなのに今日になって急に聞こえなくなってしまったなどという時には、自分の体の機能を自分でコントロールできない矛盾に、意識がコントロールを失いかける状態になってしまうのだと思う。
普通に息をすることが一時的に難しくなった。
幸い近くにある本を見たり、必死に別なことを考えたり思い出したりして、なんとか本格的なパニックには陥らずにすんだが、芽はいつでもどこにでもある。
あの状態を体験してしまうと、アクアラングをつけて水中にもぐるなどということなどとてもできないな、と思った。水中どころかヘタするとＭＲＩだって危ないかもしれない。
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